>>ミネラルウォーター

よくミネラルウォーターという言葉を耳にしたり、目にしたりするが、日本語にすると、
「ミネラル=無機物、鉱物性栄養素の水」と、硬い感じになる。これは、水の中に、いろいろな体
に必要な栄養が入っているというもの。

なぜ、ミネラルウォーターが良いのだろうか?

その根本には、便利なものを求めるあまり、環境を変え、それに伴い自然破壊、汚染など
という問題がある。
また、食生活も変わり、 嗜好の変化、食べやすいもの、栽培しやすいもの、その他、いろいろな
要因が絡んできて、食材一つをとっても、昔の同じ食材と比較すると栄養が少なくなってきている。

また、忙しい人ほど不規則な生活になりがちで、食生活の偏りなどもあり、栄養が偏っているな
どといった、ある栄養は十分だけど、他の体に必要である栄養が足りないなどということがあり、
体に必要なミネラルが注目を浴びているということになっている。

本来、必要な成分は食事で取れれば一番良い事なのだが、それが難しくなっているので、簡単
に手軽に取れるということで、ミネラルウォーターがいろいろ取り上げられているのではないだろうか?

>>ミネラルの働きと、摂取不足・過剰摂取による症状

ミネラルとは、体にどのような役割をしているのだろうか?

ミネラルは、僕たちの体の中にあり、ものによっては体自身で作ることができるものもあるが、
鉱物系の場合は体の外から取り入れないと不足することがある。

今回ミネラルウォーターに含まれている、一部のミネラルについて取り上げてみた。

これらのミネラルは体の役割とはどのようなもので、もし、不足した場合、または過剰にとりす
ぎた場合には、どのように体調に変化を起こさせるのだろうか?

カルシウム(Ca)

・歯や骨を強くする
・高血圧や動脈硬化の予防
・精神を安定させて、ストレスや不眠を緩和

不足すると

・骨や歯の発育が遅れる
・肩こりや腰痛を招く
・重症化すると骨軟化症や骨粗鬆症などを引き起こす
・イライラやストレスを受けやすくなる

不足した場合の起こる適応症

・骨粗鬆症、骨軟化症、歯周病、不眠症、神経過敏症、ストレス、関節炎、リューマチ

 

カリウム(K)

・ナトリウムと対抗しつつ相補的に働いて筋肉や神経の働きを正常に保つ
・体液の正常なバランスの調整する(ナトリウムと共に行う)
・細胞内のナトリウムを排除して血圧を正常に保つ
・血圧を正常に保つ
・腎臓の老廃物の排泄の助ける
・腸、腎臓などの筋肉の働きを正常に保つ
・筋肉の働きを良くする

不足すると

・だるくなる
・血圧が高くなる
・脳卒中の危険性が高くなる
・不整脈、心不全を起こしやすくなる
・食欲不振、便秘
・夏バテをしやすくなる
・むくみやすくなる

 

ナトリウム(Na)

・細胞の浸透圧を維持する
・カリウムと共に行うという面で、体液の正常なバランスの調整を行う

過剰摂取すると

・血圧の上昇の原因となり、ほかのミネラルの吸収や働きを阻害してしまう
・胃に過剰の負担がかかる
・高血圧の要因にもなる

 

マグネシウム(Mg)

・カルシウムの働きや吸収を助ける
・カルシウム同様、神経の高ぶりを抑え安定させる作用がある ・血中コレステロールを減ら

不足すると

・十分なエネルギー代謝がえられなくなる

 

バナジウム(V)

・自然界には量の少ない元素です
・血糖値上昇を抑制する働きがある

ミネラルは必須ミネラルがあり、それらは、

マグネシウム(Mg)、カリウム(K)、ナトリウム(Na)、マンガン(Mn)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、
クロム(Cr)、リン(P)、モリブデン(Mo)、セレニウム(Se)、カルシウム(Cs)、鉄(Fe)

などがある。どれも不足すると体調に影響が出てくる。

 

鉄分不足について

上記にはありませんが 『鉄分』など、不足すると、貧血になったり、貧血になることで起こるいろ
いろな障害が出たりする。
鉄分が不足すると、体に力が入りにくく、だるくなったり、すぐ疲れたり、神経過敏にもなりやす
くなったり、 ちょっとしたことで動悸がはげしくなる。 (人それぞれ症状は変わってくる)
疲れっぼく、息切れ、めまい、顔色が悪い、ダルイ、朝起きにくいといった症状に悩まされている
方は、もしかしたら鉄分が不足しているのかもしれない。

特にカルシウム、リンが多いと、鉄の吸収は妨害されてしまう。
また、 ビタミン C は鉄の吸収を助けます。

『 うそ!』 そんな~?!良かれと思って一生懸命食べたのに~

鉄分を食事から少しでも多くとろうと思って『ほうれん草』を炒め、そしてカルシウムも補える!と、
チーズも合わせて、ムシャムシャムシャ・・・美味しい!これでビタミン補給できた。そう思っていた
ら、せっかく体に取り入れようとしたほうれん草の鉄分が、チーズのカルシウムによって阻害され、
うまく吸収できてないなんてことになる

今では、極力一緒に食べないように気をつけている。
でも、外食では結構一緒に組み合わせた食事多いのではないだろうか。
ドリアなどにもほうれん草が入っているもの多くないだろうか?
ドリアは、チーズをかけて熱々にして食べるよね。
鉄分が不足しているものにとっては、微妙だ。

また、食後にコーヒー、お茶。いいものだ。
ほっとする上、含まれている『カフェイン』や『タンニン』が中枢神経の興奮や強心利尿などの作用が
あるためシャキッ!?とさせてくれる。でもまたこれが、鉄分の吸収を阻害してしまうらしいのだ。
特に鉄欠乏製貧血で通販購入した鉄剤を飲まれている方は、薬によって違ってくるが、先生に良く聞いてみると
良いかと。

鉄不足の者は、これじゃあ食事中や食後のお茶は飲めないのか?食後30分たってから、日本茶や
コーヒーを取った方がいいと言われているのだが、例外がある。

それは『麦茶』。

麦茶にはそれらの成分が含まれていないので、OKなのだ。
だから、食事に関係なく、いつでも飲めるお茶ということになる。


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Last update:2023/12/4